倒れるときは前のめり

青木玄徳さんの舞台とか映画の感想などもろもろ。

まだ世界がおしまいになったわけじゃあない--『朗読劇 ユンカース・カム・ヒア』感想

2012年7月3日 - 7月8日
テアトル銀座
 

f:id:yamayama10:20180701080738p:plain

猫背系猫派閥の青木さんが「犬役」。
人の言葉を話す不思議なワンコ「ユンカース」とその飼い主ひとみちゃんの不思議な絆を描いたとてもとても優しいお話。
 
実は「朗読劇」という形の舞台を見るのは初めてで、ずっと座って本を読むのかな?と思っていたんですが、普通に動く動く!(ちなみに四つん這いじゃないです、普通に二足歩行です(笑))
犬が主人の後をちょこちょこっとついてくるように、動作1つ1つがちょこちょこしてて可愛い!
ユンカースが「ひとみちゃん」って呼ぶ声も「大好き」って気持ちがたくさん入ってるのが感じられるし優しくて、見ているだけで気持ちが温かくなりました。
 
それも「犬」から飼い主さんへの純粋な「好き」を、本当に綺麗に可愛く表現されていて、可愛い青木さんを観るならこの舞台おススメです!
 
何と言っても、当時の事務所の社長さんが「青木って、可愛かったんだ……」的なことを仰っていて、ファンからすると「今気付いたの?!」という気持ちになったのも懐かしいです(笑)
 
衣装や髪形も個人的に好きでした。
そういえば、ユンカースが魔法を使うシーンでは手を高々と上げて指パッチンするんだけど、後日のイベントだったかアメスタだったかで「あれはテニミュを見ていてくれた人へのちょっとしたサービスのつもりだったけど気付いてくれたかな」的なことを言われてて、そりゃ皆気付くよ!テニミュ後まだ半年弱だったし)なんならちょびっと笑いも起こったよ!って思った記憶(笑)
あとワンフレーズだけどちょっと歌ってもくれるので、青木さんの歌声が好きなのでそこも嬉しかったです。
とても優しく歌っています。
 
個人的なことですが、当時プライベートでとても辛い時期だったので、この優しい世界が胸に刺さって涙が止まらなかったりしました。
そしてつねくんユンカースが言うセリフ。
 
「まだ世界がおしまいになったわけじゃあない」
 
これはピーナッツ(スヌーピー)の登場人物ライナスのセリフをユンカースがひとみちゃんに言うんだけど、この言葉は今でも辛いときは唱えてしまいます。
まさに今ですね……。 
 
ラストはちょっと切なくなりますが、お話全体が優しい舞台です。
あと本物のワンコも出演します(笑)
 
DVDにはアフタートークも入っていますが、当時のトークが苦手っぽくて笑いを取りにいかない青木さんが収録されているので、それも貴重かも。
この舞台は主役2人がWキャストで、ユンカースも青木さんと藤田玲くんのWキャストでしたが、両パターン収録されてるので、ものすごくお得感があるDVDです。
 
とはいえ、このDVDも今は中古で高額らしく……ファニバニ同様、最近ファンになった人に優しくないみたいです……。
初期の作品の上映会とかあればいいのに。
ファンクラブで企画して欲しいな。
 
物販ですごく可愛いユンカース(シュナウザー犬)の羊毛フェルト人形ストラップがあったんですが、1つ1つ手作りのため個数が無く、すぐ売り切れてしまって大変だった思い出(笑)

f:id:yamayama10:20180701073417j:plain

友達の分と並べて撮りました♪